カクテル「ギブソン」~ 絶世の美女のカクテル...

 

ギブソンガール

 

 

 

S字形のカーブ・ラインとなっている豊かな胸、腰、ヒップ、端正な顔立ちで、切ないほどに美しく...

 

 

 

彫像のような優美さ、若々しい相貌、儚い美を具現し、19世紀末期~20世紀初頭に、西欧が没頭したとまで言われる...

 

 

 

イラストレーター、「チャールズ・ダナ・ギブソン」が描いた理想の女性の具現像のこと。

 

 

 

 

※アイリーン・ロングホーン

 

 

 

(写真、説明はWikipediaより抜粋)

 

 

※絶世の美女、ギブソンガールは「カミーユ・クリフォード」でググってみて下さい。個人の好みはあると思いますが...

 

 

 

 

「絶世の美女」という名がついたカクテル「ギブソン」

 

 

 

 

 

 

マティーニと同じ材料を使用しているのにもかかわらず、「パール・オニオン」がない理由でbarでオーダーしても、かなりの確率でお断りされるカクテル。そのためか?意外とその存在が知られず。

 

 

(店側がパール・オニオンを用意していることが少ない。=カクテルで中々使用することが少ないため。)

 

 

 

 

※決して高価なものではありません。

 

 

 

 

「お店が作れない」という事は論外として...

 

 

 

近年の傾向の「ドライ・マティーニのオリーブが、パール・オニオンに変わっただけ」という現象はいかがなものかと...

 

 

 

 

カクテル「ギブソン」の有力な所説は二つほど存在 ...

 

 

 

過去の史実になぞらえて、

 

 

 

「カクテル・ギブソンはマティーニよりも辛口」という大前提を踏まえることが肝要かと...

 

 

※バーテンダーズマニュアル=マティーニよりもギブソンの方が辛口でなければならないと記載あり。

 

 

 

 

所説の一つに、チャールズ・ダナ・ギブソンが、マティーニよりも強いカクテルを所望したことから造られる。(レシピはジンとドライ・ヴェルモットの比が1:1で、当時としては辛口)

 

 

※ギブソンのレシピはサボイカクテルブックも同じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、現在 ...

 

 

 

異常なまでの「マティーニ」のドライ化。

 

 

 

「エクストラ・ドライ」をはじめ「モンゴメリー(15:1)」、「リンススタイル」...etc

 

 

 

 

カクテル・ギブソンの立ち位置は、何処へ...

 

 

 

 

 

 

 

ギブソンについての書き込み

 

 

「マティーニ」には「ドライ・マティーニ」や「エクストラ・ドライ・マティーニ」が存在しますが、「ギブソン」には「ドライ・ギブソン」や「エクストラ・ドライ・ギブソン」がありません。

 

 

※「新橋でシガーが楽しめるバー、アトリウム・エン」より抜粋

 

 

 

 

ミョーに納得させられました。

 

 

 

 

蛇足

 

 

1、当店も例外なく、ギブソンはマティーニより辛口に仕上げます。ドライ・マティーニは、おつくりしませんので予めご了承下さい。

 

 

2、「チャールズ・ダナ・ギブソンが、マティーニよりも強いカクテルを所望した...レシピはジンとドライ・ヴェルモットの比が1:1」をシェークで仕上げてみました。

 

 

 

 

 

 

が、

 

 

 

個人的には × です ...あまりオススメ致しません。

 

 

3、「パール・オニオン」を使用した旨いスタンダード・カクテル

 

 

カクテル「キャロル」

 

 

4、当店のギブソンとマティーニに使用するジンは同銘柄、レシピも同容量で仕上げますが、ギブソンの方が辛口です。何故でしょうか?

 

 

(マティーニを「まろやかな軸」で、仕上げる人にはお分かりになると思います。)

 

 

 

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