「ダンヒルの喫味をイメージブレンド。」
(※写真は懐かしの「アーリーモーニング)
衝撃的な触れ込み?で先日、ドイツのロバート・マッコーネル社からダンヒルの後継ともいえる18銘柄が発売。(様々な、いざこざがあったみたいです。)
メリルボーン → マイミクスチャー965
セントジェームズパーク → アペリティフ
ピカデリーサーカス → ロンドンミックスチュア
パディントン → ロイヤルヨット
ブティックブレンド → アーリーモーニング ...etc かなりの注文が殺到した模様。
マッコーネル社=ロンドンの老舗で1848年の創業から100年を越す年月、銘品を送り出し、自社ブレンドだけでなくダンヒルの紙巻き、1980年以降はラットレーたばこを外注生産していた老舗。
で、早速「メリルボーン」を購入。(ダンヒル・マイミクスチャー965にはかなり思い入れがあります。)
メーカー触れ込み
クラシックといえるイングリッシュ・ミクスチャー。上質なバージニアが自然な甘さを与え、オリエントとラタキアが力強さを保ちながらも落ち着いた喫味を完成させている。ナッツのような後味も格別。
私感
タバコ葉は、若干の湿り気あり。香りは965のような支配的なラタキア感ではなく、オリエントが強めで。喫味は、965の完全コピーとして比較してしまうと役不足。わかりやすく例えるなら、965とアーリーモーニングの中間のような位置づけ?「後継」という表現を意識しなければ〇
蛇足
1、メリルボーン(Marylebone)は、ロンドン中心部シティ・オブ・ウェストミンスターにある地区。以前ビートルズのレノン・ヨーコ夫妻が住んだことがあり、メリルボーンハイストリート様々な専門店が並ぶ地元のセレブ御用達の商店街である。(Wikipediaより)
2、一説によるとダンヒルのパイプたばこがアイルランドのマレー社に外注される前後にマッコーネル社もそれを作っていた。ご商売が下手な職人気質の会社だったと思われる。1989年に廃業し、プラントはすべてドイツのコールハス社に移され、いまも稼働中。
その頃のイギリスではたばこ製造会社はほとんど廃業し、アイルランドのマレー社とロンドンのマッコーネル社、この2社だけといっていいくらいだった。したがって1980年代のイギリスのパイプたばこ、とくにロンドン製のパイプたばこはみなこのマッコーネル社が下請け生産していた。もちろん零細企業のサミュエル・ガーウィズ、ガーウィズ・ホガース、ジャーマインなどは零細のゆえに大企業の争奪戦をまぬがれ、生き延びる ...
(※ Jinsen’s パイプより抜粋)