スコッチウイスキーの中では、あまりにも有名な銘柄。
赤いコートのストライディングマンは、創業者「ジョン・ウォーカー」を模写。
1957年当時、実売1万円。(大卒初任給の二ヶ月分の価格)
昭和期の日本では庶民の憧れとして...(Wikipediaより抜粋)
その名は、ジョニーウォーカー(Johnnie Walker)
(今更ですが...)
(参)世界五大ブレンテッド? ・・・(ジョニーウォーカー オールドボトル)
(左)70年代初期流通品
(中、右)70年代初期流通品、どれも760ml規格
※1971年、「ウイスキーの輸入自由化」はされたのですが...当時の従価税(関税)は、価格に対して150%~240%。一般庶民に、広く普及するのはまだ難しかったと推測されます。
すべてのキャップにJAPAN TAX(通関紙)シールがあることから、三本共に1974年以前の流通品。
※JAPAN TAX(通関紙)は1974年に廃止。
バークレー扱い、スクリューキャップ沖縄回りのジョニ黒。
(BARCLAY & COMPANY. INC. NAHA.OKINAWA)
輸入元 バークレイ株式会社
※この頃、沖縄は、1972年に本土復帰を果たしているので↑ ボトルは1970年~1972年の間に流通したボトルと推測。
トーメン扱い、コールドベックのジョニ赤&ジョニ黒
※写真では見づらいが、特級の下にアルファベットの「K」があるので、「神戸」まわり。
輸入元 株式会社トーメン(前 東洋棉花株式会社)
※株式会社トーメン = 1970年(昭和45年)~
↑ 写真が×なので、開封済みジョニ黒の写真 ↓(見づらくて、すみません。)
70年代初期の物は、正規輸入なし。ほとんどの扱いが三菱商事&(株)トーメン。(ごく稀に高島屋扱いも存在するらしい。)
後、正規輸入元がコールドベックに変更。
それから十数年...
「12年」という年数が表記され、容量も750ml規格に...
そして現在...
※写真は「Amazon」より
赤いコートのストライディングマンが...
Johnnie Walker スローガン
Born in 1820-Still going Strong!(創業1820年-今も続く、力強く!)
“ジョニーウォーカー 70年代流通品 (Johnnie Walker Black Label Japantax)” への2件のフィードバック
前r略 早速ですが、昨日家内の知人からジヨニーウオーカの赤のウイスキーをいただきましたが、箱とビンを見ると地下室などに置いていたようで、カビなどで、箱を触るのも汚らしく、ビンのラベルも汚れて、字がよく解らない程でした。
問題なのは、ウイスキーの中身が約20%ぐらい減っておりましたので、飲み残しをよこしたのかと、驚きました。
私の推定で、汚れから見て20年ぐらいは経過しているのではないかと思います。ビンの蓋、キヤップは開けた形跡が全くありません、となると、自然蒸発は有りえるでしょうか、このまま飲むのも不安ですので、この点教えて下さい。
ご多忙中のところ恐縮ですが、宜しくお願いいたします。 なお移入元はゴ-ルトベック社
結論から言うと自然蒸発(業界では揮発、または液面低下などと… )は、頻繫にあり得ることです。保存場所、温度、湿度、キャップの形状など ...色々な要因が重なり、自然の摂理でビンの蓋、キヤップは開栓していなくても中の液体は少しずつ減少(揮発)してしまうモノがほとんどです。当然、個体(オールドボトル)が古くなればなるほど、その可能性は高くなります。液面が全く変化していない物の方が珍しいと思います。(ビンの蓋として60年代のティンキャップのものは、優秀)
ただ、この事はあくまでも「オールドボトル」を見分けるための視覚的な判断材料の一つであって、最終的な判断は、自身で飲んでみること(自身の味覚)でしかありません。
いただいたウイスキーは、移入元がゴ-ルトベックなので、ざっくり言うと70年代後半~80年代中期のものかと思われます。(現物を拝見していないので、断定は出来ませんが ...)オールドボトルの味わいを堪能するため、現行品とのブラインドテイスティングがオススメです。