前回の蛇足
※ここからは、私感が強すぎる場合があります。予めご了承下さい。
一本ごとに、ボトルオファーの冊子付き。(現在は使用できません。)
※後のWood Expressionシリーズを見越してのオファー?
※拡大写真
2002年、オフィシャルより~Wood Expression と銘打ったシリーズの第1弾。
「スプリングバンク 1989 12年 Rum wood 54.6%」
ボトリング数5700本
スプリングバンクと同資本の「ケーデンヘッド」は当時、「デメラララム」の大量に保有していて、その空樽を使用し、試験的にボトリングしたという見解もあり。
第2弾(2003年)
「スプリングバンク 1990 12年 Sherry wood 52.4%」
ボトリング数1799本
第3弾 (2004年)
「スプリングバンク 1991 12年 Bourbonwood58.5%」
ボトリング数1796本
「モルトの香水」という比喩があてはまる時代は、おそらくここまでかと...(スプリングバンク蒸留所の大きな転換期?)
この時期、何の予兆もなくスプリングバンクの正規輸入元が木下商事からウイスク・イーに移行。ウイスク・イーは第三弾でも好評だったバーボンウッドの後期リリース(ボトリング数5986本)を追加で行う。
※後期リリース物は、悪い意味で全体的にアルコール感が際立つように...
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Wood Expression Series自体は続くが...
かつての、スプリングバンク・クォリティは影を潜め始める...
そして、現在 ...
過去の「ウイスキー」不毛の時代から...「ウイスキーの品質」の不毛の時代へ ...
※不毛=なんの進歩も成果も得られないこと。
蛇足の蛇足
1、スプリングバンク 12年 Bourbonwoodの樽の銘柄は「ジンビーム」?
2、第4弾で、スプリングバンク16年 Rum wood (スプリングバンク12年 Rum woodの後継)なるものが発売。(???でした。)
過去の「アードベッグ10年への道」と同じ過程を彷彿させられ、それ以降のスプリングバンクは購入に至ず...
3、私感が強すぎる=愛情があったからこその辛口批評?
少し大袈裟な表現ですが、愛情と憎悪は表裏一体です...